事業の概要

この事業は、NPO法人グローバルハートスペースが人道支援協力事業の一環として、東南アジアの活動拠点DACCにて実施する、縫製技術とマネジメントの研修事業です。


  1. 事業名: 縫製技術マネジメント研修
  2. 受益者: 支援協力を行っている施設(モン州K村、通称SPT孤児院)で、これまで当団体が支援協力を行ってきた、ミャンマー縫製プロジェクトに関わり、縫製経験のある学生の中で、継続して施設内の縫製工房で事業従事を希望する学生を対象としています
  3. 事業期間:第1回 平成26年4月3日~5月12日
  4. 事業会場:カンボジア ダイレクトアクションセンター(DACC)


事業の経緯
当団体が支援活動に参加協力してきた、ミャンマーで自立を目指す女性を対象に行われている縫製プロジェクトでは、お寺の教育施設内で縫製技術訓練を行っている学生に対しても、現地プロジェクトのメンバーが短期的に施設を訪問し、技術指導を行ってきています。

これまでも、同じ施設内の子ども達に衣類を作り、日本のNPO活動に参加し、東日本大震災の際、蚊帳を600枚作り日本に届ける活動や、他の孤児院、村などの支援活動にも衣類を作り、他への支援参加と作成した学生の学費収入を兼ねた活動を行っています。

施設は、常時600人程度の幼児から高校生までが寄宿し教育を受けており、施設運営はすべて寄付によって賄われています。施設滞在は18歳までですが、施設では少数の学生が先生役として残ることをきめ、縫製については、家庭科的な職業訓練を兼ねた学習が施設内で行われています。しかし、教員役は外部の学校に3か月程度の学習経験しかなく、内容も工場内で教えられる縫製訓練のようで、専門的知識や技能も身についていません。

施設で作られた衣類は、多少難があっても、学費や生活費支援のためにNPOにより全て購入され、支援物資として有効に活用はされているものの、施設内や村で販売し自立できるレベルには至っていません。

現在、施設では、生活する子ども達が将来就職の助けになるようにと縫製室を拡張し、電動ミシンの導入が検討されており、当団体は、この研修事業計画を立て、先生役の学生が縫製の技術と縫製に関わるマネジメントの能力を身に着けられる協力をしたいと考えました。

技術面だけではなく、生活を通じた意識向上を促すことが出来、集中した学習ができるよう、カンボジアの活動センターを活用し、第1回目は5週間の予定を立てました。将来、技能を身に着けた個人の自立はもちろん、施設全体に還元できる縫製プロジェクトとなれるよう協力したいと考え、この事業を実施することになりました。


事業内容:


  1. 基本日本語(縫製用語、実習に必要な会話学習)
  2.  マネジメント理解、集計、会計、報告業務の重要性指導(実習)
  3.  色彩、デザイン、パターン概要の理解
  4.  市場理解とショップ運営の理解
  5.  施設への還元、貢献の心構えと目標
  6.  縫製プロジェクト(大人)の作品研究と実習
  7.  縫製実習(研修生作品シリーズ)

     

  • 第1週: 研修カリキュラム基本の流れ、研修生活の習慣づけ、心構えと研修目標、自己表現とコミュニケーション力(講師指導)
  • 第2週:  縫製実習と科目課題(上記①~⑤)の反復トレーニング
  • 第3週:  縫製実習と研修学生作品計画・試作
  • 第4週:  作品作り実習
  • 第5週:  作品発表、帰国後の目標、研修の振り返りとまとめ(講師指導)